前回からしばらく更新できていませんでした!!
申し訳ございません・・・
更新していない間にかなり進みました!
足場も外れ外観が見えるようになりました。
現在は内部造作の最中です。
こちらも結構進んでいます!
写真はあえて載せません!笑
完成見学会までのお楽しみです!!
ところで、前回ファースの機械や断熱の説明をしましたが、
もうひとつ重要なものがあります!
それがこちら
長方形のものはタイトプレート、白い砂のようなものはスカットール
と呼ばれているもので、こちらもファース専用の部材です。
どういう意味があるのかというと、
タイトプレートは蓄熱材となっていて、住宅内の暖気や
冷気の熱を蓄え温度の均一化を行うためにあります。
スカットールは自然素材のシリカゲルを改良した専用調湿剤となっていて、
住宅内の湿度が高くなると水分を吸着し、低くなると放出します。
調湿力は炭の約7倍あり、常に40~60%の湿度に維持し、
結露やカビの発生を抑えます。
また、ホルムアルデヒドやタバコの臭いなどの汚染物質も吸着し、
空気脱臭・清浄にも効果を発揮する優れものです。
他にも虫の身体にキズをつけ体の水分を吸着し致死させるため、
アリやダニなどの害虫を防ぐ効果もあります。
そしてファースの家の空気は、構造材の木材に触れるところを
通るため、含水量は10%と木材の耐久性を維持するのに
好ましい環境を維持することができます。
また快適に過ごすためには湿度はかなり重要で、
夏場、湿度が高くなりすぎると湿気が持つ熱によって蒸し暑く不快に感じます。
冬場は乾燥が進むと、人の身体から水蒸気が蒸発しやすくなり、
蒸発するときに体温を奪うので寒さがより助長されてしまいます。
このようにファースの家は温度だけでなく、湿度・空気の質・耐久性なども
考えられていて、常に研究もされ続けています。
今回も長くなってしまいましたね・・・苦笑
ファースの家はなかなか言葉では伝わりにくい部分
があるためすべてを伝えようとすると小難しい話になってしまいました。
完成見学会の際は体感しにお越しください!
T.S様邸ファースの家、ファース専用断熱材のエアクララの吹付け終了しました。
屋根110㎜、壁50㎜、基礎は外周部60㎜と中央部20㎜の厚さで吹付けて、
隙間なくすっぽりと包み込みます!
バルコニーの下も外気に接する部分となるので、
屋根と同じ厚さの110㎜吹き付けます!
以前ご紹介した、スプレートがきれいに隠れていることがわかると思います。
しっかりと所定の厚さまで吹付けている証拠となります!
ファースボードと、このエアクララの厚さは予算があれば厚くすることも可能です。
ちなみに少し専門的ではありますが、断熱性能は両者ともに
熱伝導率0.021w/mKという高い断熱性能を持っています。
(数字が低ければ低いほど良い)
ただし!
数値は良くても、所定の厚さがなければその数値の
断熱性能は期待できないのでご注意を!!
次にファースの肝となるAIキットをご紹介したいと思います。
以下ファース本部のブログ記事から引用
↓
ファースの家専用空調システムのAIキットは、熱交換式換気扇、空気循環装置、非常時排気ファン、天井裏エアコン集熱ホッパー、その機器を一括コントロール出来るユニットなどがセットとなっております。
特筆すべき性能は、熱交換式換気扇の顕熱交換率(気温回収率)が96%と驚異的なスペックを備えております。北海道などの厳寒地域で氷点下の外気温の殆どをエレメントからUターン排気させてしまいます。
また、湿度回収(潜熱交換率)も70%となっており、乾燥した外気を入れず、内包した家屋内の湿度を回収するスペックを備えております。
ファースの家に標準仕様となったこの熱交換式換気扇の性能は、国内最高レベルとなっております。
↑
(奥:熱交換式換気扇、手前:エレメントボックス)
この二つで外気を室温に近づけて空気を取り込みます。
奥に写っている黒いのは天井裏エアコン集熱ホッパー(ミキシングホッパー)
というもので、熱を交換し室温に近づけた屋外の空気と、エアコンの温風を
織り交ぜ、その空気を手前に写っているシルバーのサイクルファンという
機械で床下まで送るようになっています。
冷気や暖気を天井裏から床下を通じ、壁の中を通して天井裏に戻す循環法式で
動いた風に当たらない、輻射熱冷暖房となっています。
長くなりましたが今回はここら辺で。。。
T.S様邸のファースの家は、玄関を開けると目の前に窓があります。
そこからはガレージの中が見えるのですが、当初設計した窓の高さだと、
近づいて覗き込めば見える程度でした。
窓はもう付けてしまっていたのですが、玄関ドアを開けて一歩踏み出せば
見える高さへと変更し、本日その作業を行い終了しました!
(まだ変更ができる時点だったのでよかったです!汗)
今回のことで、窓に限らずカウンターなどの高さも、お客様が求めている高さは
どの位置なのかを固定概念にとらわれずしっかり考えなければと思いました!